僕の告げ口は、やっぱり自分で。

関 謙一

2016年08月09日 13:52

久しぶりのブログなのに、今回も手術後の話し、そして告白です。
ごめんなさい。


あと一週間で、手術をしてから半年が経ちます。
ほんと、長いのか短いのか、それすらよく解らない半年だった。
「体調どう?」って訪いてもらっても、「うん、まあ。」としか答えられなくて歯がゆい日々でした。

前回と云っても、何ヶ月前かのブログにも書いた、胃を全摘した後に繋いだ食道と小腸の繋ぎ目が狭くなってしまう狭窄があまり回復せずに、横浜との行き来もほどほどになってしまい、何回か内視鏡でバルーン拡張の手術をしたり、食事の摂り方を工夫したり、ドロっとした食べ物オンリーにしたり...、色々と考えて来ました。
それに加えて、胃全摘の後遺症で出て来る、消化器ホルモンや体内インシュリンの異常動向によって起こる、ダンピング症候群。
これ、信じられないくらいに汗が出て、手が震えて、力が抜けて、気が遠のきます。
よりによって、食事がある程度きちんと摂れた時に限って、やって来ます。
そんな中、やって来た「夏」。
この暑さ、エアコンなんてもちろんない松本の実家、堪えて萎えちゃったんですよ~、どうしようもなく。
力や気や欲もなくなってしまって、血液検査の値も血小板の数値もボロボロになっちゃって、バルーン拡張も、狭窄部からの出血があると問題だからって、出来なくなっちゃった。
Facebookなんかも、何ヶ月も開きもしなかったんじゃないかな...。

なくなっていく体力と気力と、食欲と意欲。
焦り、滞り、自己嫌悪。
でも、これを解消する方法が、二つありました。
あくまで、儚い一時的なものですけど。
一)精神科から処方された強い薬を服用する(悲;;)。
二)酒を飲む(哀;;;)。
この二つのどちらかをやると、食べ物も食べられる、気力も漲って来る、体も動く。
が、効力が失われてしまうと、どうしようもない脱力と後悔が、身体と心にやって来るんです。
そんな日々を、幾たびか。



で。
考えを根本から、全部ひっくり返しました。
なんだかんだ云っても考えても、結局は自分の体と心、もう、まっすぐ自分とタイマン張る事にしました。
どうせなら、いらねぇとこ全部全摘出して、消化器の異常なんて、俺の消火器で鎮火してやる事にしました。
大切にしながら。
自分でも忘れそうになっていたけれど、考えてみれば、今に至るまでにここ数年で、悪性リンパ腫発症~一年半の抗がん剤での化学療法~悪性リンパ腫再発の疑い~生検摘出手術~大腸ポリープ内視鏡除去って。
僕自身の体のダメージは、僕自身の頭で考えてる世界のそれとは、アンバランスすぎる。
なので、余計に、タイマン張りながら、Cover me up。


今日。
頭で考えた物や事の信号、心身に伝わったり伝わらなかったりしながらですけど、今、頑張ってます。
確実に言える事は、「萎えてない」って事かな。
今月は、イベントライヴへの参加や、主催ライヴの開催もします。
それは、また次回からのブログにて。
です。





今日はお昼前、長崎の方面の空を見つめました。
そして、近くの小学校の通学路の脇に咲いてるちっちゃいひまわりと、畑の隅で咲いてたきれいなエゾギクを見つけました。

もうじき、お盆ですね。

でも、中国で産まれたアスターとも呼ばれるエゾギク、どんな道のりを経て、蝦夷菊になったんだろうね (笑) 。

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