2013年04月05日
はる爛漫、おと乱満、ひと覧萬な、三日間。 一日目「寺乃音/大野山 福光園寺」
昔の端唄 (はうた) で、「梅は咲いたか~、桜はまだかいな」ってのがありますが、長野→山梨→静岡と「ましゅまろまま」と共に移動しながらの三連チャンライヴ、梅も桃も桜も音も満開の、素晴らしく、そして凄まじい三日間でした (笑) 。
三日間それぞれに意味があり、三日間の一日を体験したとしても得るものは大きいんだけど、三日間浸りこむ...、この醍醐味がたまらなかったな~。
一日ずつ、かみ締めながら、相変わらずちょいと遅めのブログですが、書いていこうと思います。
2013.03.30 (土)
寺乃音/御坂大野山 福光園寺
「音の道プロジェクト」の、歴史文化建物コンサート、去年の酒蔵・旅籠に続き、今回はお寺。
山梨県笛吹市御坂の「大野山 福光園寺」で、開催しました。
鈴木若住職の説法あり、春爛漫の花草あり、そして人あり音楽あり...、そんな、ステキな時間でした。
写真家、荒井眞治さんのお写真もお借りしながら、怒涛の三連チャン一日目を振り返ってみます。
今回僕は、音響担当だったので、松本で機材を積み込み、ましゅまろままのまみとまあやと共に会場入り...のつもりが、もうお寺に向かう道すがら、春爛漫な草花達が大歓迎してくれていて、いちいち、途中下車 (笑) 。


ようやく「福光園寺」に到着するも、また、山門前の桜のお出迎えに、なかなか門がくぐれない (笑)


写真/荒井眞治
ましゅまろままは、木に生えてる妙な植物をさわって、ひゃ~ひゃ~うるさくて、門がくぐれない (笑) 。

そして、ようやく門をくぐると、そこには樹齢200年の見事な枝垂れ桜!

もう、こんな環境の中で、音楽を人間を想えるわけなので、自然に心が朗らかになるし、優しい気持ちが溢れます。
そんなあたたかい空気間の中、「寺乃音」は幕を開けました。
1.開催挨拶・法話/鈴木若住職

もともと、今回の「寺乃音」は、この若住職が、去年の「蔵乃音」を見に来て下さり、自分の寺でも開催して欲しい...って仰って下さったところから、開催の運びになりました。
会場の「福光園寺」、そして若住職は、「死」を扱うことが多いお寺、しかし、供養というものは、死したものだけではなく、生きるものにも通ずるという考えから、だからこそ、今、生きる人たちへの供養として、お寺での催事を...と、落語会やお茶会、演劇や音楽...といったイベントに着手されています。
その「思い」、本当に尊い考えだと思うし、僕らが音の道を発信できる事も、お導きのように、僕は感じました。
2.牧野憲人/静岡

写真/荒井眞治
学生と社会人の、ちょうど狭間の3月30日のステージに、寺乃音のステージで歌える事が嬉しいと、彼はMCで言ってた。
一つ一つの曲を作り、それを歌いながら自問自答しながら、まだ見ぬ未知なる明日へ向かっている、そんな雰囲気を感じました。
若いのに、けっこう自分に厳しいんじゃないかな、彼は。
次に彼の歌を聴くのが、すごく楽しみになる、そんなステージを見せてくれました。
オレンジのギブソン、これ、いい音してたよ~。
牧野くんが感じた「蔵乃音」: http://ameblo.jp/daikoukaimusic/entry-11501855634.html
3.JUBILLY/山梨

写真/荒井眞治
ボーカルの大久保くんの体調不良の中、ステージをつとめてくれました。
もともとの出会いは、去年の2月の「ハーパーズ・ミル」でのアコミ、その時には大久保くんのソロでのステージだった。
その後、毎月アコミに出演する過程で二人になって、カホンが入る事によってリズムのメリハリがギターのストロークやアルペジオにもしっかりと出てきて、歌う詞がどんどん聴く方に飛び込んで来るように感じる。
大久保くんの詞の世界、好きだな~。
4.マリナーズ/山梨

写真/荒井眞治
今年の頭、松本の「こーさんのうち」でのコンサートにも出演してくれた、「マリナーズ」。
ステージを見るたびに、どんどん音楽が豊かに自由に、大きくなっている。
普段始動をしているお母さんも、ハンパじゃなくピアノを練習していると思うし、それに応えるべく麻里奈ちゃんと悠里ちゃんも、真剣に日々の練習に取り組んでいるって事が、すごくよく分かる。
麻里奈ちゃんの、なんの曇りもないその歌声は、心ごと聞くものの心に飛び込んでくるので、みんな、自分の人生と同化させて涙する。

写真/荒井眞治
今回も、素晴らしい演奏でした。
5.休憩/EL Camino Special BGM

写真/荒井眞治
カズミさんと夏花によるトン汁が振舞われ、若住職と奥さまたちは、ケーキや珈琲の喫茶コーナーを作ってくださいました。

6.EL Camino/千葉

写真/荒井眞治
今回、僕の中ではすごく感慨深かった、Caminoさんの登場。
彼は、実績あるベテランのツアーミュージシャンであり、プレイボ、あ、失礼 (笑) 、実力あるテニスボーイであり、紳士であり。
そんなCaminoさんが、去年の「蔵乃音」のブログを読んで、「次回は是非とも出演させて下さい。」って、メールをくれました。
SALさん亡き後に行われた「ACOBATTLE★松本 03」の時には、わざわざ松本まで来て下さり、それからも松本のミュージシャンや音楽の事を、いつも、アニキのように心配して下さった。
今回、Caminoさんに僕は、「普段、フォルクローレやジプシールンバやスパニッシュミュージックに触れる事がない若手に、Caminoさんの旅をしながら演奏するような、いつものライヴを見せてあげ下さい。」ってお願いしました。
やってくれましたね~、休憩時間にウクレレのインストまで奏でて下さって。
ラストの「My Way」は、込み上げました、ミキサーのフェーダーに意識を集中させて、泣かないようにしましたよ。
7.よよよゐ/東京

写真/荒井眞治
よよよゐさんの音楽は、いつも僕の中の空間に飛び込んできて、そして漂って、しみ込む。
その日の寝床を探すかのように、ステージはスキャットから始まり、言葉を帯びて曲になだれ込む。
先月の「ハーパーズ・ミル」のアコミの時に、坂田さんが「これ、いいんだよね」って、出来立てのよよよゐさんのCDを聴かせてくれた。
その時の思いがずっとあって、だから、今回のステージは余計に染みた、PAブースで目を閉じて音を感じてました。
いつか、同じステージに響く、よよよゐの「男はつらいよ」とましゅまろままの「男はつらいよ」を、感じてみたいな (笑) 。
8.ましゅまろまま/長野

写真/荒井眞治
半月ほど前から、結構腰を病んでいて、今回、ましゅまろままの二人には、機材の搬入~セッティングと、かなり助けてもらった。
本当に、ありがたかったよ。
で、演奏 (笑) 。
今回、音響をやっていたんだけど、卓からステージ(ピアノの位置)が、びみょーに遠いので、もしもオペしながらの演奏が無理そうだったら、音響に従事しようと思ってた。
そしたら、一曲目が「コーヒールンバ」だって言うじゃないですか!
もう、ピアノ弾きながら振り返ってミキサー微調整して、またピアノ弾いてって、結構忙しかった (楽しかったけど)。
今回初披露になった新曲「うた うたう うた」、大きな意味をもつステージに、しっかりと新曲を間に合わせてくるって、まみの根性は素晴らしいと、いつも思う。
「花鳥風月」は、またいつもよりも一つ大きな意味を持っての演奏だったんじゃないかな...、川崎から来て下さった原さん、長野から駆けつけてくれた、マイ・シャトーのおけいさんと富野くんとこーすけくんも、嬉しかったな~。
ましゅまろまま まみが感じた「寺乃音」: http://masyumaromamanaganoblog.jp/e1234180.html
9.お寺見学/鈴木若住職

写真/荒井眞治

写真/荒井眞治
僕の実家も曹洞宗だから仏教だけど、なかなか法話や説法のようなものは、葬儀や法事の時くらいしか聞く機会がない。
でも、海外では、庶民の中で教会や仏院というものは生活の一部になっている訳で、日常生活の中の時間が、寺院や仏院、教会にはあると思う。
僕も小さい頃は、毎日のように菩提寺に、くわがたやカブトムシを採りに行ってたし、住職さんにも可愛がってもらった。
今では、お墓で遊ぶのは危険なので遊ぶのは禁止、お供え物にはカラスが来るからお供えもだめ...なんてお墓やお寺も出来てきていて、人間の本質ってなんなんだろう...って、考えることもある。
「福光園寺」では、そんな庶民とお寺の距離をもっと近づけて、誰でもいつでもお寺に遊びに来て欲しいって、考えを持ってらっしゃる。
これはこの前、茅野で演奏させてもらった「頼岳寺」の住職さんも、おっしゃっていた。
もっともっと、身近なものに、大事な仏への思いも、そして音楽も...。
10.河田ケンイチ/静岡

写真/荒井眞治
滋賀県から静岡に転入して、あっという間に、静岡の音楽イベントでは「お約束 (笑) 」のような存在になった河田くん。
まず、人懐っこい性格だろうな、彼の魅力は。
だから、老若男女、みんなに好かれるんだと思うし、音楽も捉えてもらえるんだと思う。
演奏前にセットリストや曲の特徴の書いたメモを、音響の僕に渡してくれたり、ステージ上の音作りも、僕と一緒に真剣に楽しそう行う姿が、印象的だった。
発信される音楽は、もう、一つの完成形になっているように思うな。
自分がどう演奏して、どう歌うのかって事が、整理されてると思うし、作る曲調もステージ飽きしないような工夫が散りばめられている。
これからもっと、いろんなところで、彼のステージが見れるようになっていくんじゃないかって、思います。
河田くんが感じた「寺乃音」: http://ameblo.jp/kaeruotokotachi/entry-11501937974.html
11.岩崎けんいち/山梨

写真/荒井眞治
新調した水玉模様のスーツに身を包み、去年のカウントダウンライヴも、この会場「福光園寺」で歌ったって言ってた、いわけんさん。
さすがに寺に音がしみ込むように響き、いわけんさんの音で、「福光園寺」が喜んでいるようでした。
今回は、途中から、「ふくちゃんしましゃん」のまてい牧場

の田村さんもベースで加入し、二人なのにしっかりとしたロックサウンドを聴かせてくれました。

写真/荒井眞治
いわけんさんと田村さんのグルーヴは、すごい。
人間同士の相性や付き合いの長さもあるのかもしれないけれど、シンコペーションとか、鳥肌が立つほどかっこいい!
大野山に降り立った、ジョンとポールのようでした。
ラストの「続・福ちゃんと島ちゃんの唄」みたいな曲は、もうだめ、カーテン裏PAブースで、泣いてた (笑) 。
12.インチキ手廻しオルガンミュージシャン オグラ/東京 高円寺

写真/荒井眞治
なんだか、オグラさんに合うといつもホッとして、それでいて久しぶりって感じがあまりしない。
オグラさんさんの、ひととしての魅力なんだろうね。
ステージ前は、いつものように横になったり、ステージ見たり、お散歩したりしながらすごすオグラさん。
今回、マリナーズの悠里ちゃんの「こどもチャレンジ」で勉強もしだしたんだけど、どう見ても、競輪かオートレースの予想屋さんにしか見えない (笑) 。

この雰囲気で、浮き足出すような曲を作ってもらって、ベネッセ福竹さん、T.CMどうですか?
さて、今回のオグラさんのステージは...。

なんだか、一年前のオグラさんよりも、ものすごいステージになっている、いや、更にものすごいステージになっていた。
オルガンの「ふんがっ♪ふんがっ♪」は、地響きのようにウネリ、その上を繊細なアレンジで彩られたリフやコードが舞い、そしてオグラさんの唄が踊る。
今回、なんだか出所がよく分からない南米産のギターを持参していたんだけど、これがまたオグラさん好みのいい音で鳴るんだよね~。
携帯写真詩も、CDの啖呵売も、最高のエンターテイメント満載の、ステージでした。

写真/荒井眞治
オグラさんの曲で、「かたちたち」って曲があります。
もともと、800ランプの「およそ200g」に、収録されていて、オグラさんの「次の迷路へ」で、セルフカバーされているんだけど、ほぼ800ランプのアレンジを崩さないリメイクの仕方に、オグラさんのこの曲に対する思いみたいなものを感じた、そんな曲。
最近では、まあやと二人での演奏でも「かたちたち」は、登場する。
この「かたちたち」を今回オグラさんが演奏している時に、いろんな自分の中の「自然と不自然」とか「不偏と摂理」とか「運命とか刹那」とか、いろんな感情があふれ出てきて、なんだかががーっと、涙が溢れた。
「かたちあるものにはかたちがなく、かたちなきものこそかたちになれり、それはなにいろををおびて、かわらぬかたちとしてまたうまれる。」
って、PAブースで使っていたメモ用紙に、なんだか殴り書きをしていた。
うまく言えないけれど、そんな感じ (笑) 。
ものの見事な「オグラっぷり」には、次の日にも泣かされるわけだけど、それはまたUHUのブログで (笑) 。
オグラさんが感じた「寺乃音」: http://ogurarara.com/index.html
五時間にも及ぶ、コンサートもあっという間に周囲は真っ暗、会場前の枝垂れ桜も、夜桜へ...。

今回も、最高の仲間と会場とお客さまと共に、「音の道」を感じる事が出来ました。

いろんな笑顔が、会場に花吹雪でした。

写真/荒井眞治

写真/荒井眞治

「福光園寺」の住職、若住職、奥さまとご家族の皆さま、出演者のみんな、山の上のお寺音楽祭に集まってくださったお客さまたち、AKIさん、チャンティ、まみ、まあや、ありがとうございましたっ!
「死」を扱うことが多い寺、その寺自体は仏様とともに、紛れもなく1500年間ものとてつもない間息をし続けている「生」の象徴のようなものであり、そんな会場で音楽を命として吹き込む事が出来た喜びに、感謝したいと思っています。
三日間それぞれに意味があり、三日間の一日を体験したとしても得るものは大きいんだけど、三日間浸りこむ...、この醍醐味がたまらなかったな~。
一日ずつ、かみ締めながら、相変わらずちょいと遅めのブログですが、書いていこうと思います。
2013.03.30 (土)
寺乃音/御坂大野山 福光園寺
「音の道プロジェクト」の、歴史文化建物コンサート、去年の酒蔵・旅籠に続き、今回はお寺。
山梨県笛吹市御坂の「大野山 福光園寺」で、開催しました。
鈴木若住職の説法あり、春爛漫の花草あり、そして人あり音楽あり...、そんな、ステキな時間でした。
写真家、荒井眞治さんのお写真もお借りしながら、怒涛の三連チャン一日目を振り返ってみます。
今回僕は、音響担当だったので、松本で機材を積み込み、ましゅまろままのまみとまあやと共に会場入り...のつもりが、もうお寺に向かう道すがら、春爛漫な草花達が大歓迎してくれていて、いちいち、途中下車 (笑) 。


ようやく「福光園寺」に到着するも、また、山門前の桜のお出迎えに、なかなか門がくぐれない (笑)


写真/荒井眞治
ましゅまろままは、木に生えてる妙な植物をさわって、ひゃ~ひゃ~うるさくて、門がくぐれない (笑) 。

そして、ようやく門をくぐると、そこには樹齢200年の見事な枝垂れ桜!

もう、こんな環境の中で、音楽を人間を想えるわけなので、自然に心が朗らかになるし、優しい気持ちが溢れます。
そんなあたたかい空気間の中、「寺乃音」は幕を開けました。
1.開催挨拶・法話/鈴木若住職

もともと、今回の「寺乃音」は、この若住職が、去年の「蔵乃音」を見に来て下さり、自分の寺でも開催して欲しい...って仰って下さったところから、開催の運びになりました。
会場の「福光園寺」、そして若住職は、「死」を扱うことが多いお寺、しかし、供養というものは、死したものだけではなく、生きるものにも通ずるという考えから、だからこそ、今、生きる人たちへの供養として、お寺での催事を...と、落語会やお茶会、演劇や音楽...といったイベントに着手されています。
その「思い」、本当に尊い考えだと思うし、僕らが音の道を発信できる事も、お導きのように、僕は感じました。
2.牧野憲人/静岡

写真/荒井眞治
学生と社会人の、ちょうど狭間の3月30日のステージに、寺乃音のステージで歌える事が嬉しいと、彼はMCで言ってた。
一つ一つの曲を作り、それを歌いながら自問自答しながら、まだ見ぬ未知なる明日へ向かっている、そんな雰囲気を感じました。
若いのに、けっこう自分に厳しいんじゃないかな、彼は。
次に彼の歌を聴くのが、すごく楽しみになる、そんなステージを見せてくれました。
オレンジのギブソン、これ、いい音してたよ~。
牧野くんが感じた「蔵乃音」: http://ameblo.jp/daikoukaimusic/entry-11501855634.html
3.JUBILLY/山梨

写真/荒井眞治
ボーカルの大久保くんの体調不良の中、ステージをつとめてくれました。
もともとの出会いは、去年の2月の「ハーパーズ・ミル」でのアコミ、その時には大久保くんのソロでのステージだった。
その後、毎月アコミに出演する過程で二人になって、カホンが入る事によってリズムのメリハリがギターのストロークやアルペジオにもしっかりと出てきて、歌う詞がどんどん聴く方に飛び込んで来るように感じる。
大久保くんの詞の世界、好きだな~。
4.マリナーズ/山梨

写真/荒井眞治
今年の頭、松本の「こーさんのうち」でのコンサートにも出演してくれた、「マリナーズ」。
ステージを見るたびに、どんどん音楽が豊かに自由に、大きくなっている。
普段始動をしているお母さんも、ハンパじゃなくピアノを練習していると思うし、それに応えるべく麻里奈ちゃんと悠里ちゃんも、真剣に日々の練習に取り組んでいるって事が、すごくよく分かる。
麻里奈ちゃんの、なんの曇りもないその歌声は、心ごと聞くものの心に飛び込んでくるので、みんな、自分の人生と同化させて涙する。

写真/荒井眞治
今回も、素晴らしい演奏でした。
5.休憩/EL Camino Special BGM

写真/荒井眞治
カズミさんと夏花によるトン汁が振舞われ、若住職と奥さまたちは、ケーキや珈琲の喫茶コーナーを作ってくださいました。
6.EL Camino/千葉

写真/荒井眞治
今回、僕の中ではすごく感慨深かった、Caminoさんの登場。
彼は、実績あるベテランのツアーミュージシャンであり、プレイボ、あ、失礼 (笑) 、実力あるテニスボーイであり、紳士であり。
そんなCaminoさんが、去年の「蔵乃音」のブログを読んで、「次回は是非とも出演させて下さい。」って、メールをくれました。
SALさん亡き後に行われた「ACOBATTLE★松本 03」の時には、わざわざ松本まで来て下さり、それからも松本のミュージシャンや音楽の事を、いつも、アニキのように心配して下さった。
今回、Caminoさんに僕は、「普段、フォルクローレやジプシールンバやスパニッシュミュージックに触れる事がない若手に、Caminoさんの旅をしながら演奏するような、いつものライヴを見せてあげ下さい。」ってお願いしました。
やってくれましたね~、休憩時間にウクレレのインストまで奏でて下さって。
ラストの「My Way」は、込み上げました、ミキサーのフェーダーに意識を集中させて、泣かないようにしましたよ。
7.よよよゐ/東京

写真/荒井眞治
よよよゐさんの音楽は、いつも僕の中の空間に飛び込んできて、そして漂って、しみ込む。
その日の寝床を探すかのように、ステージはスキャットから始まり、言葉を帯びて曲になだれ込む。
先月の「ハーパーズ・ミル」のアコミの時に、坂田さんが「これ、いいんだよね」って、出来立てのよよよゐさんのCDを聴かせてくれた。
その時の思いがずっとあって、だから、今回のステージは余計に染みた、PAブースで目を閉じて音を感じてました。
いつか、同じステージに響く、よよよゐの「男はつらいよ」とましゅまろままの「男はつらいよ」を、感じてみたいな (笑) 。
8.ましゅまろまま/長野

写真/荒井眞治
半月ほど前から、結構腰を病んでいて、今回、ましゅまろままの二人には、機材の搬入~セッティングと、かなり助けてもらった。
本当に、ありがたかったよ。
で、演奏 (笑) 。
今回、音響をやっていたんだけど、卓からステージ(ピアノの位置)が、びみょーに遠いので、もしもオペしながらの演奏が無理そうだったら、音響に従事しようと思ってた。
そしたら、一曲目が「コーヒールンバ」だって言うじゃないですか!
もう、ピアノ弾きながら振り返ってミキサー微調整して、またピアノ弾いてって、結構忙しかった (楽しかったけど)。
今回初披露になった新曲「うた うたう うた」、大きな意味をもつステージに、しっかりと新曲を間に合わせてくるって、まみの根性は素晴らしいと、いつも思う。
「花鳥風月」は、またいつもよりも一つ大きな意味を持っての演奏だったんじゃないかな...、川崎から来て下さった原さん、長野から駆けつけてくれた、マイ・シャトーのおけいさんと富野くんとこーすけくんも、嬉しかったな~。
ましゅまろまま まみが感じた「寺乃音」: http://masyumaromamanaganoblog.jp/e1234180.html
9.お寺見学/鈴木若住職

写真/荒井眞治

写真/荒井眞治
僕の実家も曹洞宗だから仏教だけど、なかなか法話や説法のようなものは、葬儀や法事の時くらいしか聞く機会がない。
でも、海外では、庶民の中で教会や仏院というものは生活の一部になっている訳で、日常生活の中の時間が、寺院や仏院、教会にはあると思う。
僕も小さい頃は、毎日のように菩提寺に、くわがたやカブトムシを採りに行ってたし、住職さんにも可愛がってもらった。
今では、お墓で遊ぶのは危険なので遊ぶのは禁止、お供え物にはカラスが来るからお供えもだめ...なんてお墓やお寺も出来てきていて、人間の本質ってなんなんだろう...って、考えることもある。
「福光園寺」では、そんな庶民とお寺の距離をもっと近づけて、誰でもいつでもお寺に遊びに来て欲しいって、考えを持ってらっしゃる。
これはこの前、茅野で演奏させてもらった「頼岳寺」の住職さんも、おっしゃっていた。
もっともっと、身近なものに、大事な仏への思いも、そして音楽も...。
10.河田ケンイチ/静岡

写真/荒井眞治
滋賀県から静岡に転入して、あっという間に、静岡の音楽イベントでは「お約束 (笑) 」のような存在になった河田くん。
まず、人懐っこい性格だろうな、彼の魅力は。
だから、老若男女、みんなに好かれるんだと思うし、音楽も捉えてもらえるんだと思う。
演奏前にセットリストや曲の特徴の書いたメモを、音響の僕に渡してくれたり、ステージ上の音作りも、僕と一緒に真剣に楽しそう行う姿が、印象的だった。
発信される音楽は、もう、一つの完成形になっているように思うな。
自分がどう演奏して、どう歌うのかって事が、整理されてると思うし、作る曲調もステージ飽きしないような工夫が散りばめられている。
これからもっと、いろんなところで、彼のステージが見れるようになっていくんじゃないかって、思います。
河田くんが感じた「寺乃音」: http://ameblo.jp/kaeruotokotachi/entry-11501937974.html
11.岩崎けんいち/山梨

写真/荒井眞治
新調した水玉模様のスーツに身を包み、去年のカウントダウンライヴも、この会場「福光園寺」で歌ったって言ってた、いわけんさん。
さすがに寺に音がしみ込むように響き、いわけんさんの音で、「福光園寺」が喜んでいるようでした。
今回は、途中から、「ふくちゃんしましゃん」のまてい牧場

の田村さんもベースで加入し、二人なのにしっかりとしたロックサウンドを聴かせてくれました。

写真/荒井眞治
いわけんさんと田村さんのグルーヴは、すごい。
人間同士の相性や付き合いの長さもあるのかもしれないけれど、シンコペーションとか、鳥肌が立つほどかっこいい!
大野山に降り立った、ジョンとポールのようでした。
ラストの「続・福ちゃんと島ちゃんの唄」みたいな曲は、もうだめ、カーテン裏PAブースで、泣いてた (笑) 。
12.インチキ手廻しオルガンミュージシャン オグラ/東京 高円寺

写真/荒井眞治
なんだか、オグラさんに合うといつもホッとして、それでいて久しぶりって感じがあまりしない。
オグラさんさんの、ひととしての魅力なんだろうね。
ステージ前は、いつものように横になったり、ステージ見たり、お散歩したりしながらすごすオグラさん。
今回、マリナーズの悠里ちゃんの「こどもチャレンジ」で勉強もしだしたんだけど、どう見ても、競輪かオートレースの予想屋さんにしか見えない (笑) 。

この雰囲気で、浮き足出すような曲を作ってもらって、ベネッセ福竹さん、T.CMどうですか?
さて、今回のオグラさんのステージは...。

なんだか、一年前のオグラさんよりも、ものすごいステージになっている、いや、更にものすごいステージになっていた。
オルガンの「ふんがっ♪ふんがっ♪」は、地響きのようにウネリ、その上を繊細なアレンジで彩られたリフやコードが舞い、そしてオグラさんの唄が踊る。
今回、なんだか出所がよく分からない南米産のギターを持参していたんだけど、これがまたオグラさん好みのいい音で鳴るんだよね~。
携帯写真詩も、CDの啖呵売も、最高のエンターテイメント満載の、ステージでした。

写真/荒井眞治
オグラさんの曲で、「かたちたち」って曲があります。
もともと、800ランプの「およそ200g」に、収録されていて、オグラさんの「次の迷路へ」で、セルフカバーされているんだけど、ほぼ800ランプのアレンジを崩さないリメイクの仕方に、オグラさんのこの曲に対する思いみたいなものを感じた、そんな曲。
最近では、まあやと二人での演奏でも「かたちたち」は、登場する。
この「かたちたち」を今回オグラさんが演奏している時に、いろんな自分の中の「自然と不自然」とか「不偏と摂理」とか「運命とか刹那」とか、いろんな感情があふれ出てきて、なんだかががーっと、涙が溢れた。
「かたちあるものにはかたちがなく、かたちなきものこそかたちになれり、それはなにいろををおびて、かわらぬかたちとしてまたうまれる。」
って、PAブースで使っていたメモ用紙に、なんだか殴り書きをしていた。
うまく言えないけれど、そんな感じ (笑) 。
ものの見事な「オグラっぷり」には、次の日にも泣かされるわけだけど、それはまたUHUのブログで (笑) 。
オグラさんが感じた「寺乃音」: http://ogurarara.com/index.html
五時間にも及ぶ、コンサートもあっという間に周囲は真っ暗、会場前の枝垂れ桜も、夜桜へ...。

今回も、最高の仲間と会場とお客さまと共に、「音の道」を感じる事が出来ました。

いろんな笑顔が、会場に花吹雪でした。

写真/荒井眞治

写真/荒井眞治

「福光園寺」の住職、若住職、奥さまとご家族の皆さま、出演者のみんな、山の上のお寺音楽祭に集まってくださったお客さまたち、AKIさん、チャンティ、まみ、まあや、ありがとうございましたっ!
「死」を扱うことが多い寺、その寺自体は仏様とともに、紛れもなく1500年間ものとてつもない間息をし続けている「生」の象徴のようなものであり、そんな会場で音楽を命として吹き込む事が出来た喜びに、感謝したいと思っています。